◎ 一般的な培養細胞
無培地で培養したHEK293細胞を凍結保存液(無血清タイプ)を使って-80℃で1週間、凍結保存しました。
<Old type(無血清タイプ)>
解凍直後
解凍後2日間培養
<LaboBanker 2(無血清タイプ)>
解凍直後
解凍後2日間培養
無血清培養をしたHEK293細胞では、今までの凍結保存液(Old type, 上段)を使用した場合、解凍直後はシャーレに接着して生存していても、解凍2日目には死んでしまう細胞が増加し、凝集してしまいました。
一方ラボバンカー2(下段)では、解凍2日後でもほとんどの細胞が接着して、増殖が見られました。
◎ 凍結に弱い細胞
HL60細胞を凍結保存液(血清タイプ)を使用して、-80℃で1週間、凍結保存しました。
凍結に弱いHL60細胞は、今までの凍結保存液(Old type)を使用した場合、解凍直後は生存率が良くても(棒グラフ、左側)培養すると死んでしまう細胞が多いため、1週間以内にほぼ死んでしまいました(写真、左側)。一方、ラボバンカー2では、解凍直後の生存率が良く(棒グラフ、右側)、培養して死んでしまう細胞が少ないため、すぐに増えました(写真、右側)。
◎ その他の凍結保存例
・Sf9細胞の凍結保存
Sf9細胞は血清入りの凍結保存液で凍結保存すると、まれに解凍時に凝集することがあります。そこで無血清タイプの凍結保存液を使用して-80℃で5日間、凍結保存しました。
<Old type (無血清タイプ)>
<ラボバンカー2(無血清タイプ)>
◎ ラボバンカー 使用例