膜ファウリング(汚れ)は膜処理システムの生産性に悪影響を及ぼす原因としてよく見られる現象です。生産水量や塩除去率の低下、操作圧の上昇などを引き起こす膜ファウリングは有機物やコロイドが膜表面で蓄積したり、微生物が膜表面で増殖したりすることにより発生します。一般的に、有機物が膜表面と接触すると有機物は本質的に付着する場所を見つけ、その結果、膜ファウリングが始まります。汚れの原因が生物であれば、胞子が付着できるすべての場所が増殖してコロニーに発展する可能性があります。
フランス SUEZ社(旧 米国GEウォーター・テクノロジーズ)製の、非常にスムーズな膜表面をもつ独自の3層構造膜を採用したDURASLICK(デュラスリック)シリーズ膜エレメントは困難な水処理やプロセス流体処理に適した耐ファウリング性能に優れた合成複合膜エレメントです。
アウターラップにファイバーグラスを採用したDURASLICKシリーズには逆浸透(RO)膜エレメントとナノフィルトレーション(NF)膜エレメントがあります。